海外治験を楽しむ全知識 – 条件・報酬・応募の流れを解説

実は、海外で行われる治験の中には日本人が参加できるものもあります。

国内治験と比べて募集件数は少ないものの、海外渡航費や宿泊費が負担されるケースも多く、旅行感覚で参加しながら時には100万円を超えるような高額な謝礼を受け取る方もいるのです。

この記事では、海外治験の条件や参加方法、メリットについて詳しく解説します。
『海外治験に興味がある』『条件次第で参加してみたい』という方は、ぜひ最後までご覧ください。




海外の治験は報酬が高額になることも

海外で実施される治験の中には、日本人を対象としたものもあります。

例えば、アメリカ合衆国で行われた治験では、以下の条件が設定されていました。

項目 概要
募集対象 20~45歳、BMI18~32の男性
開催場所 アメリカ合衆国
滞在期間 約3か月半
謝礼総額 最大13,602ドル(約209万円)
事前検診 1回
本試験 10泊の入院×1、通院7回

13,602ドルは、2024年12月現在の相場(1ドル=154円)では約209万円に相当します。

このように海外の治験は国内治験と比較して高額なことが特徴で、滞在期間が長いものの、参加者には以下のようなサポートが提供されます。

  • 交通費:事前検診合格で全額支給(落ちても半額程度支給)
  • 宿泊費:滞在日数分が一定額まで負担

これにより、海外旅行感覚で治験に参加しつつ報酬を受け取ることも可能です。
「治験の報酬がどれほど高額か?」と気になる方は、以下の記事もチェックしてみてください!




海外治験の募集情報

日本人が海外治験に参加する場合も、国内治験と同様に治験募集サイトから応募できます。
ここでは、海外治験の参加手順をご説明します。

応募から参加までの流れ

参加条件を確認して海外治験に応募

海外治験には、国内治験に加えて次のような条件が指定されることがあります。

  • 有効期限6か月以上のパスポート保有
  • 海外渡航用ワクチン接種証明

年齢・性別・BMIなどの条件も合わせて確認し、事前に治験募集サイトへ登録しておくと応募がスムーズです。

申し込み後にアンケートに回答

申し込み後、[お申込受付メール]が送られます。添付URLからアンケートに回答しましょう。

現地医療機関で事前検診に参加

事前検診で健康状態が確認され、治験参加資格が判断されます。
不合格の場合でも、健康状態に問題がなければ別の治験を紹介されることもあります。

事前検診合格後、本試験に参加

事前検診に合格すれば、本試験への参加が決まります。
海外治験は手続きが国内の治験より複雑に感じられるかもしれませんが、基本的な流れは共通しています。




海外治験に参加する3つのメリット

海外治験には、国内では得られない魅力がたくさんあります。
ここでは、主な3つのメリットをご紹介します。

海外を楽しみながら高額な謝礼金を受け取れる

海外治験は拘束期間が長いほど謝礼金が高額になる傾向があります。
「治験のために海外へ行く」と考えると負担に感じますが、「海外旅行の一環」と捉えれば、海外を満喫しつつ報酬を受け取るチャンスになります。

交通費や宿泊費を負担してもらえる

海外渡航に必要な費用は、基本的に製薬会社からサポートされるため、参加者の負担は大きく軽減されます。

  • 交通費:事前検診に合格すれば全額支給、不合格でも半額程度支給されることが一般的です。
  • 宿泊費:滞在日数分を上限額内で負担してもらえます。待機期間中の宿泊費もカバーされるため、金銭的負担を抑えながら海外で過ごせるのが特徴です。

社会貢献につながる

新薬の開発には必ず臨床試験が必要であり、治験に協力することで多くの人の健康を支える活動に貢献できます。

特に日本では、ドラッグ・ラグ(新薬の承認が遅れる問題)が深刻で、必要な薬が国内で使えるようになるまで時間がかかるケースも少なくありません。

海外治験への参加は、こうした問題を解決し、新薬の普及を早める社会貢献活動とも言えるでしょう。

治験のメリット・デメリット


海外治験に参加する際の注意点

治験参加時に気をつけるポイントは国内・海外共通のものが多いですが、海外治験には特有の注意点も存在します。
渡航後に「想像と違った」と後悔しないためにも、事前に確認しておきましょう。

治験中は食事や運動などが制限される

正確なデータ収集のため、入院中は医療機関が提供する食事しか摂取できません。
量が多すぎる、または少なすぎると感じても完食が求められることがあります。

飲酒や喫煙はもちろん、激しい運動も禁止されます。
治験によってはハンドクリームや目薬の使用まで制限されるため、事前に確認が必要です。

謝礼金の支払いは治験終了後

海外治験の謝礼金は治験終了後に支払われます。
航空券や宿泊費も補填されますが、治験終了までは一時的に自己負担が必要です。

「毎日報酬を受け取れる」と誤解しないよう注意しましょう。

事前検診に落ちると本試験へ参加できない

事前検診に合格しなければ本試験に進めません。
まれに、事前検診後に治験が中止されることもあります。

また、規定違反があった場合には謝礼金が取り消される可能性があるため、ルールを守ることが大切です。

プラセボ(偽薬)が使われる場合がある

治験では薬の効果を正確に確認するため、プラセボ(有効成分が含まれない薬)が使用されることがあります。

治験後に「偽薬だった」と判明するケースもあるため、あらかじめ理解しておきましょう。

日本人の治験体験談

実際に海外治験に参加した方の感想には、次のようなものがあります。

  • 最初は不安だったが、スタッフのサポートが手厚かった
  • 食事や制限は辛かったが、報酬が高く満足できた
  • スケジュール管理は厳しかったが、海外生活を楽しめた

まとめ

海外治験は高額な謝礼金が得られる魅力的な取り組みです。
しかし、特有のルールや制約も多いため、参加前にしっかりと内容を確認しておきましょう。


海外の治験はやばいの?海外の治験に関する疑問と回答

海外治験への参加を検討する際、よくある疑問や不安をまとめました。参加を迷っている方はぜひ参考にしてください。

どうして海外で日本人を対象に治験が行われるの?

海外製薬会社が日本で薬を販売するため、日本人を対象にした治験が行われます。
薬の効果や安全性は人種によって異なることがあるため、その国の人種で効果を検証する必要があるのです。

海外治験に参加することは、国内で薬が早く販売されるための貢献にもつながります。

日本の治験と同じように事前説明を受けられる?

海外治験でも、日本と同様に事前説明(インフォームド・コンセント)が行われます。
治験の内容や効果、副作用などについて詳しく説明を受けたうえで、納得できた場合のみ参加が認められるため、安心してください。

治験参加中に途中辞退はできる?

治験は参加者の人権や安全に最大限配慮して行われます。そのため、どの段階でも途中辞退が認められています。
もし体調に不安を感じた場合や事情が変わった場合は、遠慮なく申し出ることができます。

副作用のリスクはある?

治験薬に限らず、薬の服用時には副作用が発生する可能性があります。
治験参加中に副作用が発生した場合は、適切な治療を受けられるよう配慮されています。

ただし、副作用のリスクがゼロではない点は理解しておきましょう。




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