お金・報酬

治験でもらえる謝礼金(負担軽減費)の相場や報酬が高額になる理由。

治験報酬の相場

治験報酬の相場

治験報酬の相場は青天井ではなく、治験の種類によって常識的な範囲内で定められています。

相場の目安として、入院タイプの治験は1泊あたり15,000円〜20,000円通院タイプの治験は1回の通院あたり10,000円です。

このうち、通院タイプの治験は、同じ治験に参加する場合でも、通院する医療機関によって報酬の金額が異なる場合があります。稀に大学病院などに見られるケースで、1回の通院あたりの報酬が7,000円になることがあります。

報酬例)

対象者種類入院期間報酬
・健康な男性
・20〜45歳
入院2泊3日×2回
(実質4泊6日)
約12万円
・高血圧の方
・20歳以上
通院8ヶ月で10回通院約10万円

報酬はいつ、どのように支払われるの?

報酬の受け取り方は当日現金手渡しと後日振込の2つ

弊社へのお問い合わせでも、

お金はいつもらえるんですか?

現金即日払いですか?

といった趣旨のご質問をよくいただきます。

その支払時期と支払方法は会社によって様々ですが、基本的に入院の治験では最終退院日にまとめて現金手渡しで支払われます。一方、通院の治験では、通院ごとに現金手渡しで支払われるか、通院した月の翌月末にまとめて銀行振り込み支払われます

ちなみに、入院の治験は入院が2回に分けて実施されることが多いのですが、その場合は2回目の入院の退院日(最終日)に支払われることが多いです。

入院・通院タイプの治験いずれにも共通して言えることは、初回の健康診断(交通費3,000円〜5,000円程度)の謝礼は、来院したその日に現金で支払われるという点です。

また、余談ですが、治験などのモニター報酬が弊社のような募集会社から直接支払われることは滅多にありません。

基本的に、そのような報酬の支払いは実施医療機関や治験施設支援期間(SMO)の治験コーディネーター(CRC)さんから、皆さんに支払われます。

機会は少ないですが、弊社からお支払いする場合は、基本的に退院・通院日の翌月末に銀行振込でお支払いしています。

治験に参加するともらえる謝礼金【負担軽減費】と【アルバイト代や給与】との違い

負担軽減費とバイト代・給与の違い

副業としても代表的な治験ですが、治験に参加するともらえる報酬は、アルバイト代や給与・給料などとは区別され、正式には負担軽減費」や「治験協力費と呼ばれています。

この「負担軽減費」という言葉。これは、治験参加中に運動や飲酒などの制限がかかったり、入院や通院にかかる医療費や交通費などによる治験参加者の負担を軽減することを目的として支払われる費用であるため、このような名称で呼ばれています。

それに対して、アルバイト代や給与は労働の対価として支払われます。お金が支払われることに変わりはありませんが、この点が治験の負担軽減費とは異なります。

この記事では便宜上「報酬」として説明を進めていきますが、双方に共通して言えることは、いずれも「課税対象になる」ということです。治験報酬にかかる税金に関してはこちらの記事をご覧ください。

治験参加者への金銭誘引は禁止

金銭誘引

でも、この「負担軽減費」あまり大々的に謳ってはいけないってご存知ですか?

そうなんです、実は治験参加者への金銭誘引となる行為は禁止されているんです。その理由は、金銭への過度な期待により、人の冷静な判断力を欠く行為は、治験の大原則である「本人の自由意志」に当て嵌まらないと考えられているからです。

また、本来治験は有償ボランティア(治験ボランティア・創薬ボランティア)と呼ばれ、治験バイトや治験アルバイトなどという呼び方もしません。

これらのことをきちんと理解し、運営されている治験募集サイトでは、「高額バイト!◯◯万円」「治験バイトで高収入」「新薬アルバイト」などといった謳い文句でサイトに掲示することはありませんし、そのような体験談や広告を掲載することもありません。金額を提示するとしたら、この治験に参加したら報酬としてこれくらいは支払いがありますよ、という事実程度の記載になります。

こう言っては元も子もありませんが、皆さんご存知のとおり、そんなのは綺麗事で「お金推しの治験広告や募集サイトすごい見るけど…」っていうのが一般的な感覚だと思いますし、実際にそうだと思います。しかし、あくまでも治験は参加者(被験者)保護のために定められている「本人の自由意志」という大原則があり、それを脅かしてはいけません。

治験の報酬が高額なのは危険だから?

高額報酬の治験

治験と聞くと「高額報酬」というイメージをお持ちの方は多いと思いますが、おそらくそれは入院の治験を想像されているからだと思います。

この入院の治験は、主に20歳から40歳くらいまでの健康な男性を対象としておこなわれます。その参加者の大半は大学生やフリーター・自営業の方など比較的時間に自由がきく方が多いのですが、上述したように1泊あたり15,000円〜20,000円と高額になるため、「治験=高額報酬=危険」というイメージが定着しました。

治験は危険?治験の死亡事故や副作用についてはこちらの記事も併せてご覧ください。

治験の報酬が高い理由

よくお問い合わせでもご質問いただきますが、危険だから報酬が高いなどという事はありませんまた、治験に申し込む会社(「ぺいるーと」のような募集会社)によってその金額が変わるということも基本的にはありません。

では、なぜ入院タイプの治験は高額になるのでしょうか?

入院タイプの治験を一度でも経験された方はわかると思いますが、一旦入院すると外出はできず面会も許可されません。

そのため昼間はもちろんのこと、寝ている間もずっと「拘束時間」にカウントされます。拘束といってもベッドに縛りつけられているわけではなく、入院中は投薬や採血など検査の時間以外はほとんど自由なので、施設にあるマンガやテレビ・自分で持ち込んだパソコンやゲームなどをして、各々が有意義にその「拘束時間」を過ごしています。

▶︎▷ 入院中のスケジュール・時間割

では、実際に一般的な時給に24時間(1日)をかけて総額がいくらになるか計算してみましょう。

900円×24時間=21,600円

入院の治験1泊あたりは15,000円〜20,000円が相場ですから、実際に寝ている時間も時給換算して計算してみると、常識的な範囲内で決して高くないということがお分かりいただけるはずです。

交通費など治験に参加するための費用

治験参加に必要な費用

「お金をもらえるのはわかったけど、こちらからの支払いはないの?」と思われる方もいるかもしれません。

一般的に「治験バイト」と言われている健康な方を対象とした入院タイプの治験で支払う費用は、医療機関までの交通費だけです。

一方で、持病がある方を対象とした通院タイプの治験は、交通費のほかに初診料や再診料を医療機関の窓口で負担いただきます。これは、普段病院に診察に行った場合と同じで「患者」という扱いになるからです。

ただし、どちらの場合にも負担軽減費が支払われますので、完全に自己負担となることは基本的にありません。

特に、普段からその持病で通院されている方の場合、その分の費用(薬代など)を治験で賄える可能性があるため、メリットは更に大きいと言えます。

治験費用図

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