トップ コラム > 治験の種類について

治験の種類について

【治験初級者向け】

 治験の種類について

 

[目次]
治験の種類について
-医薬品の効果と安全性を調べる治験
-臨床試験とは人を対象とした治療を兼ねた試験
-つまり治験は臨床試験の中の一部

 

 

□治験の種類について□

治験・臨床試験モニターを募集する「ぺいるーと」が、治験についての知識がほとんどない・まったくないという方に向けて基礎知識をご紹介します。

今回は「治験の種類について」を題材にしたコラムです。

多くの方が「治験で高額収入ゲット」「治験モニター募集」などの広告を一度は目にしたことがあると思いますが、治験とはどのような種類があるのか皆さん知らないと思います。

当コラムでは、それぞれ治験の種類をわかりやすくご紹介します。

 

医薬品の効果と安全性を調べる治験
 

一般の方に治験のイメージについて尋ねたとしたら、どんな答えが返ってくるでしょうか? 

恐らく「病院に隔離されて薬の実験をさせられる」「寝ているだけでお金がもらえるアルバイトなどのイメージが大半を占めるはずです。

薬の実験を行い、高額の負担軽減費がもらえることは確かなのですが、“人体実験”などのどうも良くないイメージが先行している印象があります。

 

治験とは、医薬品における国からの承認申請を目的とした臨床試験のことを意味します。

平たくいえば、開発しようとしている医薬品が本当に効果があって、安全かどうかを確かめるために治験薬として用いて行う試験です。

市販されている薬は治験によって効果や安全性が実証されています。つまり、治験があるからこそ私たちは安心して薬を服用することができるのです。

 

非常に社会貢献性が高い臨床であり、世間に広まっている悪いイメージは事実が歪められた解釈といっても過言ではないでしょう。

ちなみに治験でもらえるお金は、報酬でもアルバイト代でもありません。

 

治験は負担軽減費という表現が適切であり、治験に協力してくれたことに対する「謝礼」なのです。

治験はアルバイトではなく、正しくは有償ボランティアという表現を用います。

これらの事実はあまり世間では認識されておらず、「薬の実験をする」「お金をたくさんもらえる」などの断片的なイメージが定着してしまっているのが現状です。

しかし実際は、選ばれた医療機関で治験担当医師のもと安全に治験は実施されます。

 

臨床試験とは人を対象とした治療を兼ねた試験
 

次に臨床試験の説明ですが、治験よりもさらにくわしく知らない方が多いのではないでしょうか。

さらに「試験」という言葉を用いているだけに、治験と同様に「人体実験」など何かよからぬ方向性のイメージを想起する人もいるでしょう。

知らない方も多いと思いますが、世の中にある医薬品のみではなく「健康食品」「化粧品」などもこの臨床試験の種類に分類され市場に出回っているのです。

 

臨床試験とは、新しい治療法や医薬品、製品の人に対する有効性と安全性を科学的に調べる方法

言葉の説明だけを聞くと治験とそんなに大差がないように思えますが、大きな違いは薬の開発の目的に限らないことです。

たとえば、臨床試験には特定保健用食品(トクホ)や化粧品などのモニターも含まれます。

医薬品に限定される治験よりも参加基準がゆるいため、未経験者でも参加しやすい点が特徴です。

 

薬や治療器具の効果の追跡調査を行ったり、既存の薬の別の効能を調査・確認したりするなど、人(患者や健康な人)を対象とした治療を兼ねた試験を指すだけに非常に意味合いが広範囲になります。

 

治験は臨床試験の一部の種類にすぎない
 

治験の種類として「治験」と「臨床試験」についてそれぞれご紹介しましたが、両者の関係性を端的に説明すると、「治験は臨床試験の一部の種類」ということになります。

治験の方が一般的に知れわたっているため、馴染みがあるかと思います。

 

さらに言うと、臨床試験のさらに大枠に「臨床研究」があります。

臨床研究とは、病気の原因解明や治療の改善を行うための研究のことを臨床研究といいます。

簡単に説明すると、臨床研究の種類に臨床試験や治験があるイメージです。

 

ただ、治験という認識で参加をしたモニターも大枠でみれば臨床研究の種類に分類されているといえるのです。

ちなみに治験は英語ではクリニカルトライアル(Clinical Trial)、臨床試験はクリニカルスタディ(Clinical Study)と表現されます。

両者とも医療に関わる点(Clinical)は共通していますが、より実践的な試験を意味するトライアル(Trial)と観察や調査の意味合いも含まれるスタディ(Study)ではニュアンスが異なることがおわかりでしょう。

 

現在、世の中にある医薬品や効能を表示している健康食品は、市場に出回る前に必ず安全性や有効性が確認されています。

その安全性や有効性を実証するのが治験や臨床試験のモニターであり、治験への参加が社会貢献につながっているのです。

 

世間一般では悪いイメージが定着していたり、あまり認知されていなかったりする治験や臨床試験ですが、将来のよりよい治療の実施や医療の進歩のためにも一度治験に参加してみることをおすすめします。

 

 

 

TOPに戻る

トップに戻る