女性に参加をおすすめする治験・モニターとは?

【治験初級者向け】

 女性に参加をおすすめする治験・モニターとは?

 

[目次]
女性を対象とした治験・モニターの特徴とは?
-男性が望ましい新薬開発に関するデータ
-女性向きなのはコスメやサプリ系のモニター
-治験薬代や検査費用は製薬会社が負担

 

□女性を対象とした治験・モニターの特徴とは?□

治験・臨床試験モニターを募集する「ぺいるーと」が、治験についての知識がほとんどない・まったくないという方に向けて基礎知識をご案内するコンテンツです。

今回は「女性に参加をおすすめする治験・モニター」についてご紹介します。

治験における健康成人の基準についてでもご説明しましたが、新薬開発における治験のフェーズⅠは健康成人の男性を指定しているケースがほとんどです。

では、女性を対象とした治験・モニターにはどんな特徴があるのでしょうか。

 

男性が望ましい新薬開発に関するデータ
 

新薬開発をするうえで薬物動態を調べるフェーズⅠは、健康成人の方を対象とした治験です。

しかし、健康成人という表記にもかかわらず、女性に関する募集はほとんど見かけないかと思います。

なぜならば女性はその後に子どもを産む可能性があり、治験の際に薬候補物質を投与することによって万が一健康に悪影響があることを避けたいとの考えに基づきます。

 

もちろん、男性であれば健康に害があってもいいというわけではありませんが、リスクが本人以外の新たな生命、つまりお子さんにも及ぶ可能性がある女性を初めから対象としていないことがほとんどです。

新薬開発に関するデータ採取に男性の被験者が望ましいとされる理由には、そうしたリスクヘッジの観点が含まれていることを認識しておきましょう。

 

しかし、だからといって女性を対象とした治験がまったくないというわけではありません。

むしろ女性向けの化粧品や健康食品に関するモニターの場合は、むしろ男性より適切だと言えます。

それでは具体的には女性が参加できる治験・モニターにはどのような種類があるのでしょうか。

 

女性向きなのはコスメやサプリ系のモニター
 

女性向けの治験・モニターの募集は、入院を必要としないフェーズⅡ・Ⅲに関するものがほとんどです。

フェーズⅠの薬物動態を調べる治験とは異なり、フェーズⅡ・Ⅲは疾患者に対して薬による実際の効果を検証する段階となります。

 

そのため、女性の疾患者に関するデータを採取することも重要であり、必然的に女性向けの募集も含まれてくるのです。

また、健康に大きな影響を与えることが考えにくいコスメやサプリ系のモニターであれば、むしろ女性を対象としたものの方が多いと言えるでしょう。

 

たとえば、目薬、鼻炎予防薬、ニキビ用、生理痛用といった女性の利用者が多い薬品であれば、むしろ女性を中心に被験者が集められるケースもあります。

そして、化粧品モニターに至っては被験者のほとんどが女性です。

特にシミ消しの薬や、乾燥肌対策の薬、アトピー性皮膚炎に効果がある薬など皮膚系のものが多い傾向にあります。

 

また、乳酸菌のサプリメントやにんにく卵黄のサプリメント、セサミンのサプリメントなどサプリ系のモニターも多種多様です。

副作用の心配が美容系以上に少ないことから、女性が非常に参加しやすいと言えるでしょう。

実際に特定保健用食品(トクホ)もモニターを経て世の中に流通しています。このようにコスメ系やサプリ系のモニターに関してはむしろ女性中心の募集がなされているのです。

 

治験薬代や検査費用は製薬会社が負担
 

新薬開発におけるフェーズⅠの治験は、女性が参加できる条件のものがほとんどないうえに、副作用の面など心配な要素が多いことは確かです。

しかし、コスメ系やサプリ系のモニターであれば、むしろ女性にこそ参加してもらいたいという思惑があるので、興味がある場合は積極的な参加をおすすめします。

 

まだ世の中に出回っていない新しい製品について無償でお試しができる点は、非常にうれしいところです。

また、参加してくれた被験者の方には、交通費などの負担を軽減する負担軽減費が支払われます。

最先端の製品をお試しで使用しつつ、負担軽減費も受け取れるという点が最大のメリットだと言えるでしょう。

 

女性が参加できる治験やモニターは男性を対象としているものと比べれば、数自体は少ないかもしれません。

しかし、女性を対象としているものもあるので、募集内容をきちんと確認するようにしましょう。

新製品候補を無償で試せるうえに、負担軽減費ももらえるという一石二鳥な募集も少なくないのです。

 

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